3.禁煙本「禁煙セラピー」を読む前に

1.禁煙本「禁煙セラピー」について

「禁煙本のベストセラー」「超人気禁煙本」と言われる読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー
タバコをやめようと考えたことのある人は、知っている人も多いのではないでしょうか。
よくある禁煙本のようにタバコがもたらす害とか、このまま吸い続けるととんでもないことになるといった類の内容は、この本にはほとんど書かれていません。
どういった内容なのか、どういった効果があるのかについては、変な先入観が出来てしまってはいけないので、ここでは説明しないでおきます。

この禁煙本「禁煙セラピー」シリーズは、これからタバコをやめようと考えている人にとって、とても効果のある本です。
しかし、私は残念ながら、この本を読んでも卒煙には至りませんでした。
私がこの本を読み始める前に、これから先に書くことを事前に知っていたら、失敗はしなかったかもしれません。

今現在、まだ禁煙セラピーを読んでいないという方。
禁煙セラピーを読み始めるのを少し待ってください。
禁煙セラピーを読む前に、ここから先の数ページを読んで、私の失敗を参考にこの本を最大限に有効活用し、是非とも卒煙を達成していただきたいです。

禁煙セラピーを読んだけど、私と同じく卒煙に至らなかった方。
私の失敗を参考に、失敗の原因を知ってください。
そうすることで、今後の卒煙に一歩近づけるのではないかと思います。

私の禁煙セラピー失敗談

「意地」から始まった人生初の禁煙。
しかし、スタートして数分も経たないうちに「大丈夫かな...」と、早くも弱気になってしまったのです。
「絶対にタバコやめてみせるから!」と啖呵を切った手前、数分で挫折したとはとてもじゃないけど言えない...。
そこで、家路に着くなり、タバコをやめた知人にアドバイスを求めたところ、一冊の本を読むように勧められました。
その一冊の本が、この読むだけで絶対やめられる禁煙セラピーでした。

「読むだけでタバコがやめられる...!?そんなわけない(笑)」と言う私に、「騙されたと思って読んでみたら?もしやめられなかったとしても、今と状況は変わらないでしょ。」と言う知人の言葉に「確かにそうだ!」と納得。
かなり半信半疑ではありましたが、とりあえず買って読んでみることにしたんです。

この本を手にした私は、吸い込まれるように一気に読破し、即禁煙を開始しました。
時折出てくる「吸いたいなぁ」にも屈することなく、1ヶ月、2ヶ月と月日は経過。
その頃には、「吸いたいなぁ」と思う数はかなり減っていましたが、誘惑に打ち勝つ100%の自信はなく、タバコを吸う人が居る集まりは自然と避けるようになっていました。

3ヶ月経ったある日、昔馴染みの友人から飲み会の誘いがありました。
出席者は皆喫煙者だったため、出席するのを少し悩んだりもしましたが...。
でも、久しぶりに友人達にも会いたい!
タバコを吸わなくなってから3ヶ月も経ってるし、きっともう大丈夫!
もし、もし、万が一、1本吸ってしまったとしても、またすぐにやめられる!
今だって、簡単にやめることが出来てるんだし!

私はその飲み会に出席しました。
私以外の出席者は喫煙者という状況の中、遂に私は誘惑に負けてしまい、3ヶ月の禁煙生活に終止符を打つことに...。
帰宅後、酔いが醒めてから、かなり凹んだのを覚えています。
そこからは、あっという間にヘビースモーカーに逆戻りです。

これは今となっても悔やまれる出来事ですが、卒煙した今、その経過を振り返ってみると、失敗するのが目に見えて分かります。
再びタバコを吸うことを前提として禁煙していたのでは、永遠にタバコをやめることはできないですよね。
当時はその事に全く気が付きませんでした。
気が付けなかったから、私はその後、8年という長い年月を禁煙に費やすことになるのです。

禁煙セラピー成功と失敗の分岐点

この読むだけで絶対やめられる禁煙セラピーを読んできっぱりとタバコをやめ、卒煙に至る人もいます。
私にこの本をすすめてくれた知人がそうです。

この本を読んでタバコをやめていても、また吸い始めてしまう人もいます。
かつての私がそうでした。

前者も後者も「タバコをやめたい!」とこの本を手にし、タバコを吸わないという行為に踏み切ったのは同じなはずです。
しかし、結果が全く違っています。
これは一体どうしてなのでしょうか。

この本のサブタイトルに「読むだけで絶対やめられる」とあります。
この本は成功率90%とも言われ、タバコをやめたいと願う人にとってとても大きな効果のある本です。
しかしながら成功率90%ということは、裏を返せば「この本を読んだ全ての人がタバコをやめることに成功しているわけではない」ということになります。
(その中には、私も含まれていますが...。)
しかし、失敗してしまった人も「タバコをやめたい!」と思ってこの本を手にしたはずです。

この本を読んでタバコをやめていてもまた吸い始めてしまう人は...

「この本を読むことでタバコをやめたいと思えたらいいなぁ」「やめることができたらいいなぁ」のように、この本に魔法のような効果を求めていたのではないでしょうか。
この本が効果を発揮するのは、読む前から「心の底からタバコをやめたい」と本気で思っている必要があります。

「いやいや、自分は心底タバコをやめたいと思ってるよ!!!」
そう思う方もいるかもしれません。

驚かれるかもしれませんが、実は「タバコをやめたい」と言っていても、心の底では本当は「タバコをやめたくない」のです。
矛盾しているように聞こえると思いますが、卒煙できた今はこれがよく分かります。

二回目の禁煙セラピー

読むだけで絶対やめられる禁煙セラピーの著者は「この本を読んで一度失敗してしまうと、同じ方法は二度と効かない」と言っています。
私が知っている限りでは、これは多くの人に当てはまっているようで、私にも当てはまりました。
私の場合、二度目に読んだ時には、初めて読んだ時のあの衝撃的な感動が、全くといっていい程ありませんでした。

その後、禁煙セラピーシリーズの女性のための禁煙セラピーや、禁煙セラピーらくらく成功日誌365を見付け、読んでみました。

しかし残念ながら、「禁煙セラピー」で一度失敗してしまっている私は、結局どちらを読んでもタバコをやめるには至りませんでした。
「禁煙セラピー」の効果は、あの「衝撃的な感動」があってからこそなのだと思います。
一度失敗してしまうと、脳がそれを覚えていて、「次こそは効く!」と思って再び読んでも「前回読んでも効かなかった」という記憶が潜在的に残っているので、二度目からは効かなくなるのだと思います。