日本人の食卓には欠かせないお米。
みなさん、お米の保存方法ってどうしてますか?
先日、我が家のお米に虫がわいてしまい、15キロほどあったお米を無駄にしてしまいました。
もう二度と、あんなことにならないように...!ということで、色々調べて保存方法等見直してみました。
我が家の場合
我が家のお米は、お米を作っている親戚から、玄米の状態のものを定期的に譲ってもらっています。
毎回、一度に30キロのお米がやってきます。
今までの我が家は、まず、その30キロの玄米を一気に精米して白米に。
その白米を半分に分けて、半分はキッチンの一角に置いてある米びつに入れて保管、半分は紙製の米袋(玄米が入っていたもの)に戻して口を閉じて収納棚に保管していました。
ちなみに、米びつストッカーは↓こういう感じのものです。
ボタン一つで計量もできて、外から残量も確認できるので、とっても重宝していました。
虫をわかせてしまってからは、保存方法を変えたので、今は使っていません。
ちなみに、紙製の米袋とは↓こういう袋です。
ある日、米びつのお米の残量が少なくなり、ストックしてあった米袋のお米を米びつの中に入れたんです。
それから後に、家の中を小さい蛾が飛んでいるのを見付けました。
その時は、どこから入ってきたのかなぁと思ったくらいでしたが、翌日には2〜3匹増えてる。
お米を炊こうと計量のボタンを押したら、お米と一緒に蛾が付いてきた。
あの蛾は米びつの中から...?
米びつの蓋を開けて、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!ですよ。
成虫の蛾だけでなく、よく見ると幼虫もいたんです。
数粒のお米同士が糸を引いてくっついてるのもあったり。
ホント、もう恐怖でした。
お米にわく虫
どうやら、今回我が家のお米にわいた虫は、「メイガ科」の「ノシメマダラメイガ」だったようです。
お米にわく代表的な虫は、以下の3種類。
- コクゾウムシ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%82%BE%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%B7『ウィキペディア日本語版』 - ノシメマダラメイガ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%83%A1%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%82%AC『ウィキペディア日本語版』 - コクヌストモドキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%83%8C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A2%E3%83%89%E3%82%AD『ウィキペディア日本語版』
お米につく虫は、栄養成分が比較的多い糠の部分を好むため、玄米につくことが多いようですが、コクゾウムシは白米を好むようです。
我が家の米にわいた「ノシメマダラメイガ」について、もうちょっと詳しく
分かりやすく図を書いてみました。
卵:
0.5mm程と非常に小さい。食べ物になるものの周り(ここで言う米等)に産み付けられる。
幼虫:
米粒よりちょっと長いくらいの大きさ。白っぽい、クリーム色っぽい色。型はイモムシみたいな感じ。強いあごで、食品の様々な包装袋に穴をあけて侵入する。この幼虫期に、お米が食害される。
蛹(さなぎ):
この蛹になる過程で糸を出すので、数粒のお米が糸で繋がった状態のものがみられたりする。
成虫:
蛾。型は縦長。色は茶褐色。短命で、何も食べずに卵を産む。
生態:
卵→(数日)→幼虫→(約4週間)→蛹→(約1週間)→成虫
なんで虫がわいた?
この虫は一体どこから来たのか?
それは、お米の収穫前についていたり、収穫してからだったり、精米前だったり、精米後だったり...とにかく、至る過程で付くことが考えられるようです。
糠の匂いにどこからともなく寄ってきて、ちょっとの隙間から侵入するそう...
ノシメマダラメイガ恐るべし!
我が家の場合、玄米の入っていた米袋に元々ノシメマダラメイガがくっついていたのかもしれません。
もしくは、保管している過程で、どこからともなくノシメマダラメイガがやってきて、入り込んだ可能性もあります。
そして、お米を栄養源にして幼虫が育ち、成虫になり...といった具合に、繁殖を繰り返していたことが考えられます。
想像しただけで、あぁ、恐ろしい...
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お米に虫がわいたらどうする?
これらの虫に毒性等はないため、虫がわいてしまったお米や、虫そのもの(...考えたくないですが 汗)を食べてしまったとしても、人体に害はないようです。
ただ、人によってはアレルギーを起こす場合もあるそうで、それを考えると、お米に虫がわいてしまったら食べないほうがいいようにも思います。
しかし、大量に残ってると、処分してしまうのも、もったいないような気もします。
わいてる虫も少しだし、処分してしまわないで食べようとなった場合、そのまま食べるというわけにもいきませんので、お米と虫とを分別しないといけません。
天気のいい日にシートや新聞紙を広げて、その上にお米を薄く平らに広げます。(お米がいたむので直射日光は避ける)
そうすることで、コクゾウムシ等は光を嫌い徐々に逃げていなくなりますが、ノシメマダラメイガの幼虫は取り除く必要があります。
ノシメマダラメイガの幼虫は米粒より大きいので、米粒が通るくらいの穴のザルでふるいにかけて、お米と幼虫とを分別するといった方法もあるようです。
これをすることにより、蛹になる際に出した糸がからまってくっついてしまっている米粒も分別することができます。
後は、目視しかないのかな。。
我が家の場合は、かなりの数がわいていて、お米も食害されて欠けてるものが多くみられました。
食害されたお米を新聞紙に広げてはみたのですが、結局処分する運びとなりました。
食害に合ったお米は、味がかなり落ちるそうです。
我が家の場合、食害がなかり酷かったのと、一番大きかった決定的な理由は、虫がわいてしまっている光景を目の当たりにしたことで、そこにある米粒がどれもこれも幼虫に見えてしまうという、若干トラウマ的なことになってしまいまして...
気持ち的にもそのお米を食べられる気が全くしなくなってしまい、泣く泣く処分する運びとなったわけです。
さて、次回は、大切なお米を虫から守るためのお話です。
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